筆記具の製造工場 製品倉庫の塗床(床塗装)工事|群馬県藤岡市 作業場の床部分補修工事(ケミクリートEPカラー)

筆記具の製造工場 製品倉庫の塗床(床塗装)工事|群馬県藤岡市 作業場の床部分補修工事(ケミクリートEPカラー)

問題点

  • 中二階新設時に鉄骨柱・階段の根元をコンクリートで埋め戻し、そのままの状態で使用していた
  • コンクリート表面から粉塵が発生し、製品管理や清掃面で不安があった
  • 部分的に見た目が悪く、倉庫全体の印象を損ねていた
  • 全面改修ではなく、必要な範囲のみを補修したいというご要望
群馬県藤岡市の筆記具製造工場にて、鉄骨柱と階段まわりの後打ちコンクリートが露出し、粉塵が発生していた製品倉庫床の施工前状況
before
部分補修後、鉄骨柱・階段まわりが周囲の床と自然になじみ、清潔感と意匠性が向上した製品倉庫床の施工後写真
after

色番:#1208(グリーン色)

施工概要

施工条件 ・工場稼働に支障が出ないよう休日施工
・周囲の既存床を汚さないよう、養生・区画を明確にした部分補修
塗床材 ケミクリートEPカラー(ABC商会)
塗料の性能 耐摩耗性・耐久性に優れたエポキシ樹脂系床用塗料で、工場・倉庫など重量物の搬入や人の往来が多い環境にも適しています。コンクリートの発塵を抑え、清掃性・美観の維持にも効果を発揮します。
主な適用場所 倉庫、飲食店厨房、食品加工工場、スーパーのバックヤード、冷蔵・冷凍庫内、工場作業場 など
工法 ケミクリートEPカラー 防滑工法

粉塵対策と耐久性を両立させる床部分補修の施工プロセス

① 施工前

鉄骨柱・階段まわりの根元部分に、後打ちコンクリートが露出した状態。

表面はザラつきがあり、粉塵が発生しやすい状況でした。

② 階段下のコンクリート埋め戻し確認

不陸や欠損がないかを確認し、補修範囲を明確化。

既存床との段差が出ないよう、仕上がりを想定した下地調整を行います。

③ 研磨

専用機械にて表面を研磨。
レイタンスや脆弱層を除去し、塗料の密着性を高めます。

粉塵が出やすい工程のため、周囲への配慮を徹底。

④ プライマー塗布

下地と塗床材を強固に接着させるため、プライマーを均一に塗布。

⑤ パテ処理・下塗り

不陸や細かな凹凸をパテで調整後、ケミクリートEPカラーにて下塗り。

既存床とのなじみを意識しながら施工します。

⑥ 滑り止め骨材散布

作業性・安全性を考慮し、適切な粒度の骨材を均一に散布。

⑦ 上塗り

防塵性・耐久性を確保するため、上塗りを実施。

ムラのない均一な仕上がりを意識します。

⑧ 仕上がり

補修部分が周囲の床と自然になじみ、清潔感のある床面に仕上がりました。

施工後の改善点

施工後に得られるメリット(4つ)

部分補修でも、粉塵対策・美観・納まり・清掃性までまとめて改善できます。

🛡️ 粉塵発生を抑制

コンクリートからの粉塵を抑え、製品保管環境の衛生性を向上。

✨ 倉庫全体の印象が改善

部分補修でも床面が整い、作業場の見た目が引き締まります。

🧱 納まりが良くなり意匠性UP

鉄骨柱・階段まわりの取り合いがきれいに収まり、仕上がり品質が向上。

🧹 清掃性が上がり管理がラクに

汚れが溜まりにくく拭き取りもしやすいため、日常管理の負担を軽減。

今回の施工ポイント

全面改修ではなく、必要箇所を的確に補修して「止めない」「浮かせない」「使いやすい」を実現。

🔍 今回の考え方:必要な箇所だけを確実に直す

工場・倉庫は稼働を止められないことが多いため、短工期の部分施工で効果を出すことが重要です。

  • 短工期でも“効く”範囲設定

    稼働への影響を抑えつつ、粉塵・見た目の課題が出ている箇所を優先して補修。

  • 既存床との違和感を抑える調整

    色味・段差・質感が浮かないよう、取り合い部の下地処理から細部まで配慮。

  • 実用性と美観の両立を意識

    防塵・清掃性と、床が整う見た目を両立し、現場の使い勝手と印象を底上げしました。

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