問題点
- 長年の使用で床塗膜が激しく剥がれ、コンクリートが露出している。
- 台車やリフトが通るたびに破片が取れ、清掃に手間がかかる。
- お客様を案内する際も見た目が悪く、改善を検討している。
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![]() ![]() 色番:#1216 |
施工概要
施工条件 | ●工場の休業日にあたる3日間での短期施工。 ●決算期前に完了するよう、工程を最適化して対応。 |
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塗床材 | ケミクリートE(ABC商会) |
塗料の性能 | ケミクリートEは、防塵性・耐摩耗性・耐薬品性に優れたエポキシ樹脂系床用塗料です。床面からの発塵を防ぎ、水・油の浸入を抑制。滑らかで清掃しやすく、美観と衛生を長期間維持できます。 |
主な適用場所 | 自動車工場・食品工場・厨房・配送センター・倉庫・整備工場・ガレージなど。 |
工法 | ケミクリートE ペースト工法 |
施工の流れ
①施工前の状態
既存塗膜は剥離・浮きが多数発生し、黒ずみや凹凸が目立つ状態でした。
表層の緑色塗膜が大きく剥離し、下地のモルタル層・コンクリート層まで露出。
②下地処理(塗膜剥がし)
電動チッパーを使用し、浮いた塗膜や脆弱層をすべて除去します。
③プライマー塗布
下地と主材の密着を高めるため、エポキシ系プライマーを均一に塗布します。
④不陸修正(エポキシ樹脂モルタル)
不陸の大きい箇所には厚みを持たせてモルタルを塗り込み、床面を均します。
⑤中塗り塗布
下地の不陸をしっかり補修してから塗布しているため、塗膜が均一で非常に滑らかです。仕上げ前段階ですが、この時点で床面の精度と強度がしっかり確保しました。
⑥ケミクリートE 上塗り塗布
ケミクリートEを複数回に分けて塗布し、艶やかで耐久性の高い仕上がりに。
⑦完成
ムラのない均一な塗膜が形成され、滑らかで明るい緑色の床面に生まれ変わりました。
施工後の改善点
✅ ひび割れや剥離がなくなり、台車やフォークリフトの走行もスムーズに。
✅ 防塵効果により清掃が格段に楽になり、作業効率が向上。
✅ 明るく清潔な床になったことで、職場全体の印象と士気も向上。
今回の施工ポイント
下地の損傷が大きく、浮きやクラックが深部まで進行していたため、補修材の選定と下地処理が最重要ポイントでした。
ケミクリートEペースト工法を採用することで、強固な密着と耐久性を確保。
短工期でありながら、長期間にわたり安心して使用できる床を実現しました。