問題点
- 貸倉庫を借りて輸入車専門の整備工場として起業予定だったが、既存の床は塗膜が酷く剥がれ、汚れも目立ち不衛生な状態だった。
- 表面にはひび割れも散見され、このまま工場として使用できるかどうか不安を抱えていた。
- 開業準備で大きな費用をかけられないため、コストを抑えつつ耐久性のある床仕上げを希望された。
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![]() ![]() 色番:#1420(グレー系) |
施工概要
施工条件 | ・既存の剥がれた塗膜を完全に撤去し、下地をしっかり処理してから塗床を施工すること。 ・車両リフトを設置するため、重量に耐えられる強固な仕上げが必須。 |
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塗床材 | ケミクリートEPカラー(ABC商会) |
塗料の性能 | ・コンクリート床面からの発塵を長期間防止し、工場や倉庫などの衛生・品質管理に最適。 ・耐油性・耐水性に優れ、ホコリや汚れの付着も防ぎ、清掃が容易。 ・美観を保ちつつ、長期間の使用に耐える強度を発揮。 |
主な適用場所 | ・各種工場 ・配送センター ・倉庫 ・その他、防塵性や衛生管理が求められる施設 |
工法 | ケミクリートEPカラー コーティング工法 |
施工の流れ
① 施工前
既存の床は広範囲で塗膜が剥がれ、全体に劣化が進行。
② 施工前(剥がれ部分)
剥離箇所からコンクリートが露出し、強度も低下していた。
③ 下地処理(塗膜剥がし)
専用機械で全面を研磨し、浮きや汚れを徹底除去。
④ プライマー塗布
下地と塗床材の密着性を高めるため、専用プライマーを塗布。
⑤ エポキシパテ(不陸修正)
ひび割れや凹凸を補修し、平滑な下地を形成。
⑥ ケミクリートEPカラー下塗り
樹脂層を作り、床全体に強度を付与。
⑦ ケミクリートEPカラー上塗り
光沢のあるグレーで仕上げ、耐久性と美観を確保。
⑧ 完成
清潔感のある工場床へ再生。
施工後の改善点
✅心配されていたひび割れが解消され、均一で明るい床面に。
✅埃が立たず、クリーンな環境で輸入車整備が可能に。
✅来客時にも安心してお迎えできる、清潔で信頼感のある空間に生まれ変わった。
今回のポイント
- 徹底した下地処理で、旧塗膜の剥がれや凹凸を解消。
- エポキシ樹脂の防塵性・耐油性で輸入車整備工場に最適な環境を実現。
- 費用を抑えながらも、長期的な耐久性を確保できる仕上げ。