問題点
- 一年前に施工した塗床が、下地コンクリートから発生する水分の影響で剥離してしまい、広範囲に浮きや割れが進行している。
- 見た目が悪いだけでなく、作業の安全性にも支障が出ている状態。
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![]() ![]() 色番:#5511(ベージュ系) |
施工概要
施工条件 | ●店舗はほぼ休業日がなく、短工期での工事が必須(1日) ●今回は下地からの水分影響を抑制し、再度の剥離が起きない工法・塗料での施工が条件。 |
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塗床材 | ケミクリートMS(ABC商会) |
塗料の性能 | 一般的な塗り床材に比べ硬化が早く、短工期で施工が可能。さらに-20℃の低温下でも硬化する特性を持ち、冷蔵施設や短期改修工事に最適です。また、大腸菌などに対する抗菌性を備え、衛生面でも安心です。 |
主な適用場所 | 工場、自動車整備場、スーパーの厨房、新築厨房、冷蔵庫、食品関連施設など。 |
工法 | ケミクリートMS モルタル工法 |
施工の流れ
① 施工前の状態
既存の水性硬質ウレタン塗床材が広範囲で浮き・剥離していました。
② 剥がれ断面
クラックに沿って床が浮き上がり、内部に空隙が確認できました。
③ 下地処理
カッターを入れ、浮いている塗床を徹底的に撤去。
④ 速硬化下地材60で一次補修
クラック部を補修し、平滑性を確保しました。
⑤ ケミクリートMS プライマー塗布
下地との密着性を高めるため、プライマーを均一に塗布。
⑥ ケミクリートMS モルタル工法施工
速硬化型のモルタルで床を整え、強固な塗床を再形成。
⑦ 完成
仕上がりは光沢のある美しい床に復元されました。
施工後の改善点
✅広範囲の剥がれが解消され、清掃が容易になった。
✅お客様が来店しても見栄えが良く、店舗の信頼性が向上。
✅短工期で施工が完了し、営業への影響を最小限に抑えられた。
今回のポイント
下地からの水分に強い「ケミクリートMS」を採用することで、再剥離のリスクを防止。さらに1日で施工を完了させることで、店舗運営に支障を出さない工事を実現しました。